日本では、人が亡くなると、大抵は火葬され、遺骨を骨壺に入れて、その骨壺をお墓または納骨堂に納められ、その後遺族・関係者によって死者の霊が供養されます。
死者の霊(想念体「そうねんたい」)は、役目を終えた肉体を離れて、霊の次元にふさわしい世界に行くのですが、お墓・墓地そのものが4次元の冥府魔道となっていて、人間が人生で達成すべき目的である「5次元以上の境涯を獲得する」ことが出来ない・そんな目的など知らなくて良いと思っている大多数の死者が、墓地・かつての自宅・遺族・縁者のどちらかに滞在するのです。
日本社会では、「人が死ぬ・死後はお墓」という固定観念が人々の心にあるので、死者の想念体がお墓・墓地・納骨堂などにたむろしているのが、現状です。
5次元以上に上がることが出来ない想念体は、生前の感覚でお墓に居座るのです。
大昔は、土葬で、遺体が長い年月をかけて分解して、自然界のサイクルの中に還っていきましたが、現在は、密閉された骨壺の中で保存され、骨壺が納められている墓石も長い年月残り、自然界のサイクルの外側にいるのです。
最近の死者の霊と遺骨は、時間が止まっていると言って良い状況です。
お墓・墓地が、そこに眠る死者の霊と共に時間の流れが止まっているのです。
2010年06月26日
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